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魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~

natsunosora.jpg
 総合評価:AA

 放映時期:2008年9月~12月
 話数:全12話
 監督:小林治
 制作:ハルフィルムメーカー



よしづきくみちの爽やかなキャラクター(原案)が印象的な、青春ラブストーリー。
思春期の心理を揺さぶる要素として「魔法」がテーマとなってはいますが、リアルに近い舞台設定で思春期の男女の成長を描いているため、ファンタジー的要素は薄いです。

ストーリーとしては、旅立ち、出会い、葛藤、和合、別れ、と定番イベント目白押しの正に青春ドラマです。
主人公たちの真っ直ぐでピュアな心情は、目を背けたくなるほど痛々しいものですが、それを乗り越える過程を暑苦しくなくスマートに表現していて、どこかミニシアターあたりで上映されている映画のような雰囲気でもありました。

画面については、人物描写はたまに「日本昔話か?」と思えるほどデフォルメがキツイ部分もありますが、風景には実写を取り入れるなど、あまり観ない作風で、全体的には綺麗にまとまっていたと思います。
音楽も独特の雰囲気があり、作風に合っていました。
花澤香菜さんの可愛く透明感のある声も主人公像にハマっていて良かったです。

切ない青春ドラマが好きなヒトにはオススメです。

    
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tag : @AA せつない 青春

ef - a tale of memories

ef.jpg
 総合評価:AA

 放映時期:2007年10月~12月
 話数:全12話
 監督:大沼心
 制作: シャフト



kanon、CLANNAD等と並び泣きゲー系原作アニメの代表格。
ギャルゲー原作のアニメは、キャラデザがどうにも好きになれず敬遠しがちですが、先入観に囚われてはいけないということを教えられた作品。

OPはシャフトのセンスが光る構成。話数が進むにつれ、テーマに沿った改変がなされているので、一気観される方は飛ばさないほうが良いです。
楽曲は、好きな歌い手で「ELISA」(とある科学の超電磁砲のED曲等も唄っています)。当シリーズ2期のOPも唄っていますが、この歌唱力は必聴です。

音楽は「天門」(新海誠作品でも音楽を担当)。重厚で悲哀を帯びた楽曲がドラマを盛り上げます。演出、カメラワークはシャフトらしさが良く出ていて、今観ても色褪せた感じはありません。

ストーリーは、特定の主人公を中心に取り巻く出来事が描かれるのではなく、登場人物それぞれを軸にした物語が用意されており、違った視点で楽しめます。とはいえどこかで全ては繋がっていますが・・・。
皆がそれぞれ心に持つ闇や葛藤に焦点が当てられますが、暗い話ではないです。
謎を残したまま1期は終了しますが、2期「ef -a tale of melodies」で全ては収斂します。

※1話で出てくるゲームが「東方」っぽいので、解る方はご確認を。



tag : @AA 青春 せつない 泣きゲー

true tears

truetears.jpg
 放映時期:2008年1月~4月
 話数:全13話
 監督:西村純二
 制作:P.A.WORKS

 総合評価:AAA



P.A.WORKSが初の元請け制作として取り組んだ本作。
OPの映像からもその力の入りようが窺えます。

楽曲の切ない感じも作品イメージと合っていてとても好きです。
当初、作品のことは全く知らずにOPの唄を聞いてアニメを観ようと思ったほど。
作画と美術の品質は手の抜きどころなく、特に風景や建物などの描写は素晴らしいものでした。

魔法も超能力も登場しない、等身大のキャラクターが織り成す、学園ラブストーリー。
日本海側のクリエイターが作り出す独特の切ないニオイを全編で感じます。

よくある学園もののドタバタは全くありませんが、各キャラクターの心理が丁寧に描かれており、微妙な仕草や表情の変化など、芸が細かいです。
強烈な感情の起伏による盛り上がりで見せるシーンはあまりありませんが、基本、全員が「切なく」なっている雰囲気を描き切っていると思います。

ラストシーンの描写は何度観てもぐっと来るものがあり、心に残ります。
切ない系が好きなヒトには是非オススメしたい作品。

   

tag : @AAA 学園 せつない

秒速5センチメートル

byosoku5.jpg
 放映時期:2007年
 話数:劇場版(3部構成)
 監督:新海誠
 制作:コミックス・ウェーブ

 総合評価:AAA

小学生の頃に出会った主人公とヒロイン。二人は似た感性を持ち惹かれ合い、この先もお互い側に居ることを何ら疑うことなく卒業を間近に迎えていた。
お互いの転勤により離れ離れになる二人。その後再度の移転により、その距離と時間が二人の想いを風化させ疎遠にさせていった。(しかし主人公の心には常に彼女が居た)
大学生、社会人となり、二人が出会った街に帰ってきた主人公は、未だ仄かに心に残る郷愁と共に彼女の影を探してしまうのだった。

相変わらず新海監督の作品は、美術のチカラの入り様が半端なく、これほどリアルに描き込まれた作品は他に類を見ないと思います。「ここまで必要ないんじゃ・・・」という声も聞こえてきそうですが、これは当作品の表現手法のひとつとして重要な要素であり、この描写がなければ、ここまで胸に沁みる作品にはならなかったろうと思います。
他にも、音楽、カメラワークなどもクオリティが高いです。


ストーリー的にはさほど変哲のないものではありますが、演出で引き込ませてくれる作品です。
「切ない感じ」が好きな自分にとってはたまらなく好物で、何度も観返しています。
観るならBlu-Rayがオススメです。



tag : @AAA 青春 せつない

雲の向こう、約束の場所

kumonomukou.jpg

 放映時期:2004年
 話数:劇場版
 監督:新海誠
 制作:コミックス・ウェーブ

 総合評価:AA



思春期を共に過ごした3人(主人公とその男友達、そしてヒロイン)が、中学卒業と共に離れ離れになる。
主人公はヒロインの現状を知り、当時の約束を果たさないままになっていたことを思い出し、それを実現させることによりヒロインを救おうと行動を始める・・・。

新海監督得意の切ない青春もの。
監督が好きなものを詰め込んだ作品のような気がします。
個人的には切ない雰囲気がとても好きな作品。

平行世界、ヒロインの覚醒と世界の終り等、SF的要素も観られますが、それらは青春ラブストーリーのスパイスに過ぎず、そこに着目すると的外れな作品に映るかもしれません。(世界観の説明不足や、伏線の未回収があります)

作画、特に美術に関しては、当時の作品としては群を抜くチカラの入り様です。
音楽と映像のバランスも素晴らしく、「毎日映画コンクールアニメーション映画賞」を受賞したこともそこを評価されたとか。

映像、音楽、心理描写、全てをもって思春期の切なさを表現している本作。
これが新海監督の持ち味ですが、こういう系統が好きなヒトには是非観てもらいたい。
同監督の「秒速5センチメートル」はもっとジワジワと切なくさせてくれますけどね・・・



tag : @AA 青春 SF せつない

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Author:utatananime
アニメと東方にはまってます。
良作の雰囲気を忘れないためと、友人に観てもらうために、書き連ねていきたいと思います。

備忘録的なものであり、早い話が完全なる自己満足の世界ですが、過去作の視聴時の参考になれば幸いです。

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